スパイスのチカラ

こんにちわ!菅谷です^^
この世には様々なスパイスがあります。個性的な香りや味が特徴で、カレーなどの料理に深みや奥行きを加えたり、香水やアロマオイルで香りを楽しんだりとお馴染みのスパイス。そんなスパイスには、様々な健康に良い効能があるのはご存知でしょうか?めんば〜るの看板メニュー坦々麺の本場、中国には「医食同源」という言葉があります。体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、特に薬など必要としないという考え方です。めんば〜るの自家製ラー油にもふんだんにスパイスを使っています。
本日はそんなスパイスの魅力をご紹介します!今回のテーマは「辛」です!

●花椒(かしょう ホアジャオ)
当店の担々宮古そばには欠かせないスパイスの一つ。爽やかな香りと痺れる辛さを感じる独特の味が特徴です。ミカン科サンショウ属の植物でいわゆる日本の山椒の親戚に当たります。使用方法にも実は違いがあります。花椒は熟した実を乾燥させて使うのですが、日本の山椒は熟す前の実を粉末にして使います。
そんな花椒の薬効は、殺菌効果が高く、整腸作用に長けていること、また発汗作用を促すため新陳代謝が活発になります。また、あまり知られていませんが実はホルモンバランスを整える効果もあるんです。
スーパーなどで粉末が簡単に手に入るのでご家庭で麻婆豆腐を作る際、仕上げに一振りかけてみてください!本場四川を思わせる刺激的なしびれる辛さが堪能できますよ^^

●唐辛子
こちらもお馴染み唐辛子。実はナス科のお野菜だそうです。有名な辛味成分カプサイシンには発汗作用、脂肪燃焼作用があります。それだけではなく、コレステロールや老廃物の排出を助ける効果の期待できるそうです。また女性に嬉しい美肌効果も発汗を促すことで同時に油分の排出がされ、肌の潤いを保つための皮脂が調節させるんですって。
自家製辣油の回でもお話しましたが、めんば〜るでは複数の唐辛子を使い分けています。辛味が強いもの、風味がフルーティーなもの、それぞれ特徴があります。今回調べていて知ったのですが、↑の写真の唐辛子といわゆる「島唐辛子」は品種が違う植物だそうです。キダチトウガラシという品種で、タイ料理で有名なプリッキーヌやタバスコと同じ品種なんだとか。
食欲増進効果も高く、発汗作用による解熱効果もあり暑い夏場を乗り切るのに唐辛子はもってこいですね!ご自宅で使う際のポイントですが、辛味があまり得意ではない、そんな方は種の部分を除いて使ってみてください。また炒め物やパスタなどで油に馴染ませる時は焦げやすいので弱火で加熱しましょう。
さて、今回は辛味を担うスパイスを二つご紹介しました。次回は香りにちなんだスパイスをご紹介していく予定です!お楽しみに^^